魚沼圏域の医療連携をさらに進めるためには何が必要か!
【新潟県】第3回魚沼圏域地域医療連携実務者連絡会
平成30年3月24日(土)14:00から魚沼基幹病院で行われた表題の連絡会へ講演および研修のお仕事で行かせていただきました。今回は研修会のプログラム構成、講演、グループワークの進行を担当しました。(研修事業のプログラム作成もお引き受け可能)
魚沼と言えば、ヘルスケアセクター・行政・住民参加による、医療を核とした地域再生を目指す新たな構想「地域医療魚沼学校」で有名な地域です。私も、東北公益文科大学の学生と取り組んでいた見取りの意識に関する市民啓発事業を行っていた際、大学生たちと視察にうかがい衝撃を受けて帰ってきたことがあります。このような先進地域でのお仕事ですから悩みました。
まずは、依頼者の方のご要望を聞き連絡会の目的達成に向けたプログラムを考えました。
講演「地域医療連携担当者の存在意義は何か」
私からは病院連携担当者としての業務整理と地域での医療・多職種連携の立ち上げ方法、事前にいただいた魚沼圏域での医療連携の課題に照らし合わせ庄内で行っている事例をご紹介しました。
病院行われる業務はすべて患者を通じ院外での患者の治療・療養・生活につながっています。医療連携は基幹病院だけで進めるのではなく、地域に存在する医療機関が一緒に取り組む理由が伝わっていたら嬉しいです。
まずは私のやる気が必要!!(講演に対する感想)
- 関わる人の理解と協力は不可欠
- 顔の見える関係は意識していたが「腕」をよく見せようと背伸びしていた気がする。現状を見てもらう大切さを感じた
- 課題を見つけて、それを解消するための手段を考え行動することが病院だけでなく地域全体のためになるのだなと感じました。
- 行動する、実勢医につなげるという事を改めて再認識しました。
- まず自分からという生き方を心がけたい
- 3職種がそれぞれの強み・職性を活かして連携室をつくっていくことが大切
妄想と現実を行き来するグループワーク
今回のグループワークは「魚沼圏域の医療連携をさらに進めるためには何が必要か!!をテーマにしました。
1、日頃感じていることをお互いに知り、本音が言える関係になること。
2、医療連携に関する課題を共有し、具体的に自らが行動する目標を見つけること。
3、明日以降、地域医療連携推進に必要な具体的行動につなげる。
を目的に設定し実施いたしました。
何か事を興すには妄想が大事です。否定をせず自由にアイデアを出し合っていただきます。自分がやるとなると意見が言えない人も多いですが妄想だとすれば好き勝手に話が出来ますよね。
結果、各グループから3つの具体的な課題解決策が出来ました。
最後に私からは「問題は、だれがどう実際に行動に移せるのか。動きださなければまた来年同じ課題があがり同じ話をしていることでしょう」とお話しをさせていただきました。
帰り際に「経過は報告します!次は○日ですから!」と笑顔で送り出してくださった方の明るい声を聞き、きっと実現するであろうと感じ私は帰路につきました。
地域医療連携の会の実施は目的に沿ったプログラムが必要です。研修会をすることが目的になってしまっているところも多いことでしょう。
「医療連携がうまく進まない」とお悩みの方がおられましたらお気軽にご相談ください。
課題とニーズに合わせた個別相談とプログラム作成、運営サポートを行わせていただきます。
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