第4回全国の集い・東京プレ大会で大会紹介をいたしました
2025年7月21日(月)東京・聖徳大学にて、NPO地域共生を支える医療・介護・市民全国ネットワーク第4回全国の集いin鶴岡2025 東京プレ大会が開催されました。
「虐待防止活動の刷新を求めて」をテーマに基調講演、シンポジウムが行われた催しです。
そこで全国の集いの大会長を務める瀬尾から、大会紹介を行う時間を頂戴しましたので、その内容を弊社サイトでもご紹介いたします。
皆さま、こんにちは。
NPO地域共生を支える医療・介護・市民全国ネットワーク「第4回全国の集い in 鶴岡 2025」で大会長を務めます、瀬尾です。本日はそちらにお伺いできずオンラインでのご挨拶となりますが、「東京プレ大会」の開催に際し、こうして皆さまにご挨拶できることを大変嬉しく思います。
まずは、和田先生をはじめ、準備にご尽力いただいた関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。本日はシンポジウムから拝聴しました。最近言われる「社会の中でのつながり」という話題につながるのだとも勉強になりました。
さて、第4回全国の集いのご案内です。10月12日、13日の第4回全国の集い開催地となる山形県鶴岡市では、高齢化率が36%を超え、一部地域では60%近くに達しています。医療・介護の資源だけでなく、飲食店やスーパー、銀行の支店など日常生活に欠かせない資源も次々に失われ、地域の暮らしそのものが揺らぎ始めています。
さらに、タクシーの夜間営業の中止により、救急搬送された方が診断後に帰宅できないなど、新たな課題も生まれています。もちろん、医療的ケア児、発達障害や心の問題に対する課題もとりたざされる場面も増えて来ているのを感じます。

「都会へ移住すればいい」という声もありますが、ここで暮らし続けたいと思う人がいる限り、その暮らしを支える仕組みづくりが必要です。
縮小していく社会の中でも、穏やかな生活が続けられる地域づくりとは、いったいどんなものでしょうか。
それは医療・介護・福祉の領域だけで考えることではなく、企業や行政、そして住民自身が理解し、共に行動していく時代に入ってきたのだと思います。
地方の実践は、ある意味で“未来の日本”に先んじているとも言えるかもしれません。
そして、この全国大会を地方で開催することには、もう一つ大きな意義があります。
都市部で実践されている仕組みや取り組みを地方に届けていただける貴重な機会になること。全国の皆さまにとっても、地方の今に触れていただく機会になることを願っています。
今回の大会では、ひだまりホームクリニック様の主催によるスポンサードセミナー「虐待防止活動の刷新を求めて」や、サイエンス、精神文化、住民力と地域共生をテーマにした多彩なセッションをご用意しています。高齢社会では学習したいが耳が遠くなり、講師の話がわからないという方々もおおられます。鶴岡市の要約筆記・意思疎通支援者派遣のサービスを使うとともに、新しい形の対話支援機器の活用、そして技術や費用の必要がないわMicrosoftのWordでのもじ起こし機能を使う方法でのち挑戦を行いますので、こちらも体験いただきたいです。
鶴岡市は、海・山・川に恵まれ、食材そのものが美味しい土地です。東京周辺の方であれば羽田空港から1時間で庄内空港に到着でき、会場まではリムジンバスで30分ほどで到着できます。
懇親会では美味しい日本酒もぜひご堪能ください。
また、藤沢周平が好きな方には記念館もおすすめです。なかなか鶴岡に来る機会は少ないかと思いますので、この機会に、ぜひ活動報告の演題をご持参のうえご参加いただけますと嬉しいです。
鶴岡市、そして実行委員一同、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。
本日は、誠にありがとうございました。