連携が活発と噂の現場に行ってみた【岩手県釜石市】
昨年あたりからでしょうか。私の周りから「チームかまいし」という在宅医療連携拠点がすごいという話を耳にすることがおおくなっていました。
ホームページの説明では「平成24年に、釜石市が釜石医師会との連携により在宅医療連携拠点チームかまいしを設立し、医療・介護職の連携や職種内連携を支援し、多職種が協力してスムーズな土壌を作ることで、在宅での適切な医療・介護を提供できる体制を整え、在宅医療の推進に取り組んでいる組織です。」と書いてあります。
行政と医師会が強力なタッグを組み進めている取り組みで、大注目を集めている釜石市。一度は行ってみたいと思っていました。
中々実現できずにいたのですが、岩手の連携仲間から「釜石・大槌地域に病院を巻き込んだ連携の会が発足するよ。そこで講演するんだけれど来ませんか?」とお誘いを受けました。
なに!新らしい連携の会とな!
鶴岡市から釜石市までは結構な距離がありまして交通の便もよくない。車でいくしかなかろう・・4~5時間はかかるか。でも、この機会は逃せない!
平成30日3月8日(木)に行くことに決めました。ところが、前日に風邪をひき、鼻水じゅるじゅるな状態。しかし、みどりまち文庫の頼りになる薬剤師からのアドバイスを受け購入した市販薬がとてもよく効いて元気に出発できました。
釜石・大槌地域医療介護福祉多職種連携の会(OKスクラムねっと)結成総会及び懇親会
受付時間の開始前から参加者が会場にあつまりはじめました。予定していた人数を大幅に超えたため、椅子を借りてきたといっていました。この後、会の名称からも分かるように、釜石・大槌市域の医療、介護、福祉従事者140名で会場を埋め尽くしました。
病院が加わった連携の場を待ち望んでいたのか、NPO全国連携実務者ネットワーク協議会・湯澤克理事長(県立宮古病院)の講演に惹かれてきたのか、真相はわかりませんが歯科医師会や薬剤師会からの参加者も多いようでした。
講師の湯澤克さんと県立釜石病院の阿部事務局次長さんと、始まる前に記念撮影。
協議会を立ち上げることは、体力と精神力が必要なことですが、阿部さんは今まで3地域に連携の会を立ち上げているスーパー県職員です。熱い!
講演内容はいつものように、連携の必要性や湯澤氏の熱い想いと実行力に圧倒されました。コトを動かすのは誰か、地域を変えるには意識を変えようという言葉が印象的でした。
引き続き、豊富な料理と飲み物で90名が参加した懇親会にもご一緒させてもらいました。
歯科医師会と薬剤師会の方とこれからの連携をどのように作っていくかについてお話しを聞かせていただきました。鶴岡市の薬薬連携や医科歯科連携についてご紹介できてよかったです。
こういった会の立ち上げには配慮と苦労もあったことと思います。しかし、一番うれしい日は第1回目の開催の日です。地域の関係者が多く集まり、これからの進展に期待を膨らませます。ただし、継続することと結果を出していくことは、それ以上に難しいように思います。
でも私は、釜石市の地域医療介護福祉多職種連携の会の設立総会に参加できて楽しい一日になりました。
事務局関係者の皆様には、大変お世話になりました。
ご盛会おめでとうございました。
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