地域での人材発掘と表舞台 あなたが行うべきこと
うちの地域には、動く人がいないんだよ
私が 医療連携の講演会で講演すると多くの看護部長や医師会長、病院上層部の人から「瀬尾さんのような人が地域に、組織に居ない。いいなぁ」とおっしゃいます。
しかし、私はこう答えます。
「居ないのではなく見つけられていない、出会っていないのだと思いますよ」
講演会やプロジェクトにはいつも同じ人、同じ組織にお願いしがちになります。
理由は「その人の活動内容や人柄を知っているから」
または「組織として必要だから」が大きいと思います。
実は、地域や組織の中には「頑張りたい、やりたい。こうしたいいのに」と考えている人はいるんです。
でも、見えない、見つけられないんですよね・・
私の場合、たまたま 地域の医師会長や病院長、全国の連携仲間と出会い、表舞台で話す機会をいただきました。
私は学歴も役職もない一般事務でしたが、「おもしろい人がいる」と思ってくださったのか、学会でのシンポジストや地域を含む研修会などにも声をかけていただきました。
だからすでに活躍されている、または研修会を実行される方は、新しいヒトを発掘し、表舞台に挑戦させる機会を与える必要があると私は思うのです。
弊社が行う小さなセミナーは、そんな役割もあります。
とても素晴らしい活動や想いをもっているのに、それを発表する場は、与えられる機会は中々訪れません。
自分で開催するにはハードルが高いでしょう。
しかしですね
聞いたことも無いヒトの講演は、興味を持ちにくいモノです。集客力がないのです。
大勢集まる講演会を行いたいならメジャーな講師にお願いしたいわけです。
でもちょっと待ってください。その研修会、講演会の目的は お客さんの人数を多く集めることですか?
あなたの地域の医療連携を進めるためには、ただ多くの人を集めることが方法なのですか?
地域の人材育成、人材発掘、ヒトを知る方法として必要な場はなにか。
同じ人の話を何度も聴くのも大事ですが
新しい話題、普段とは違う考え方を知る機会も積極的に取り入れてほしいものです。
■居ないのではなく
見つけられていない
こうなると、次の質問は
「見つけるにはどうしたらいいの?」ですね。
見つける側と見つけられる側の立場でちがうかも。
今日はここまで。気が向いたらこのネタは話すことにします。